こんにちは！
デジタルトランスフォーメーションの推進やクラウドコンピューティングの普及、セキュリティの強化などの影響により、SIerの需要が高まっております。
SIerは企業や組織が迅速かつ効果的にテクノロジーを活用し、ビジネス目標を達成するために欠かせない存在です。
今回は、私が実際にシステムインテグレーターをしている経験を活かしてそんなSIerについて紹介します。
私の経歴について
2019年：大阪の四大を卒業し、新卒でIT系のコンサルティング企業に就職する
2020年9月：激務が祟り、退職を余儀なくする
2020年11月：ネットワーク機器メーカーのSIer部門で働き始める
現在：変わらず同じ企業で働き続けている
コンサルティング時代の仕事ぶりについては以下記事で紹介していますので、もし良ければご参考下さいm(__)m
SIerとは？
SIer（システムインテグレーター）は、「System Integrator」の略語で、情報システムやコンピューターシステムを企画から構築、運用、保守まで一括して提供する企業や組織を指します。
SIerは、顧客のニーズに基づいて、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークなどの異なる要素を統合し、システム全体を効果的かつ効率的に機能させることを目的としています。
SIerの主な活動は以下になります。
| システム設計と構築 | 顧客の要件に基づいて、適切なハードウェアやソフトウェアを選定し、それらを組み合わせてシステムを設計・構築します。 |
|---|---|
| プロジェクト管理 | 大規模な情報システムプロジェクトでは、予算管理、期間管理、品質管理などのプロジェクト管理が重要です。 SIerはこれらの側面も担当します。 |
| システム運用と保守 | システムが稼働し続けるように、定期的なメンテナンスやトラブルシューティング、アップデートなどを行います。 |
| コンサルティング | 顧客に対して、最適な情報システムの構築や運用に関するアドバイスを提供します。 |
|
テクニカル サポート |
導入後もシステムのトラブルや問題が発生した場合に、サポートを提供します。 |
SIerは、様々な業界や分野で活動しており、金融、製造、流通、公共機関など様々な組織が利用しています。
技術の進化やビジネスの変化に対応しながら、顧客のニーズに合った柔軟なソリューションを提供することが求められます。
SIerの楽しさについて
SIerの楽しさは大きく分けると以下の3つがあると考えます。
- 技術力が向上する
- 大規模なプロジェクトに携われる
- お客さまの課題解決に寄り添える
それぞれについてみてみましょう！
システムに関する技術力が向上する
SIerとして仕事をしていると、昨今のITシステムの技術をいち早く取り入れお客さまに最適な提案を実施しなければなりません。
その過程で、昨今のシステムに関する最先端の技術を学ぶことができます。
例えば、サーバー仮想化であればHCI（ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ）、セキュリティ面ではEDRなどが近年選ばれる傾向にあります。
技術を学ぶことに喜びを感じる方にはうってつけの仕事と言えます。
大規模なプロジェクトに携われる
大規模なプロジェクトに携わることは、多くのエンジニアやプロフェッショナルにとってやりがいがあり成長を感じられます。
大規模であればあるほど、システムには複雑な技術的な要素が組み合わさります。
新しい技術やシステムの導入、既存のインフラのアップグレードなどに携わることで、エンジニアやプロフェッショナルは自身の技術力を向上させる機会を得られます。
また、大規模であれば複数のチームや部門が協力して目標を達成する必要があります。
プロジェクトの進行やコーディネーションを担当することで、リーダーシップやチームワークのスキルが向上するでしょう。
規模が大きいと、プロジェクトが企業や組織全体に大きな影響を与えることがあります。
新しいシステムやプロセスが効率向上や競争力の向上に寄与した場合、プロジェクトに携わったプロフェッショナルはその成果を実感できます。
大規模なプロジェクトに携わることは、専門的な知識とスキルを活かし、ビジネスや組織に価値を提供する重要な役割を果たすことが期待されます。
そこから生まれる達成感ややりがいは、計り知れません。
お客さまの課題解決に寄り添える
SIerの楽しさの一つに、エンドユーザーの課題解決に寄り添えるというのもあります。
要件の理解と適切な提案をすることで、導入後にはユーザビリティが向上すれば、エンドユーザー様は非常に満足するでしょう。
導入後は問題が起きればトラブルシューティングを実施したり、サポートをしたりするので、プロジェクトが終わってもお客さまには寄り添い続けます。
SIerがエンドユーザーの課題に寄り添い、それに対して柔軟かつ効果的なソリューションを提供することで、ユーザーとの良好な関係が築かれ、プロジェクトが成功に導かれることが楽しさとなります。
SIerは楽しい仕事です！
私はSIerになりたいと思ってなった訳ではありませんでした。
長時間労働や人間関係の不和から逃れたいと思い、今の会社がたまたまSIerとして自分を雇ってくれたからしているだけです。
ですが、実際にはすごく楽しいと思える職業だったので、この職業に就けて良かったなと感じています！
SIerに少しでも興味のある方は、ぜひこの業界に飛び込んでみて下さい😊
