こんにちは!
今回は、転職についての記事です。
日本の転職市場は今まさに活況と言える状況で、転職決定者数も年々増加しています。
その流れに乗って、自分も転職しようかななんて考えている人、いったんストップです!!
本当に自分が転職すべき人なのか見極めてからでないと転職は後悔する可能性もあります。
今回の記事では、私が転職した経験と周りで転職した人から聞いたことを参考にして本当に転職すべき人の人物像について迫ります。
こんな方にこの記事はおすすめ!
- なんとなく転職を考えている方
- 転職をしてより良い方向に行くのか不安方
- 転職して待遇を良くしたい方
日本の転職事情について
まずは日本の転職事情についてみてみましょう。
日本の転職概要
日本の転職者数は年々増加傾向にあり、2019年には351万人を上回りました。
転職は若い世代が中心となっており、転職者比率は2019年には15歳~24歳の転職者比率は12.3%なのに対し、45歳~54歳世代では3%程しかありません。
出典:総務省統計局
また、業界によっても転職者の比率は異なり、情報通信業が一番多く、複合サービス事業では最も少なくなっています。
出典:厚生労働省 | 雇用の構造に関する実態調査
転職者の満足度
転職者が転職後、期待していた結果が得られたのかどうかというところで言うと転職者のうち約6割の方は期待していたことを実現できていません。
エン転職コンサルタントの調査によると、特に、年収が500万円未満の方の割合で多く、年収が500万円未満の方の転職の場合は7割以上は転職後に期待していたことが満たされなかったと回答しています。
転職の際は、転職を決断した人の半数以上の方が結局不満を抱えたまま終わるという厳しい現実が垣間見えますね。
こんな人は転職を考え直そう
では実際にどんな人が転職を考え直すべきなのでしょうか。
なんとなく転職を考えている方
特に若い世代に多いのですが、なんとなく会社が面白くないからという理由で転職を考えている方も思いとどまった方が良いでしょう。
会社も特に不満もないけど、なんか面白くないしという理由で転職をしても、結局今以上の待遇になることは難しいからです。
他人のせいにしてしまいがちな人
明確な理由も無いのに他人のせいにしてしまいがちな人も危ないです。
私の周りでもいたのですが、こういう方は転職を繰り返しても結局どこの会社に行っても会社のせいにしてしまい不満を抱えてしまいます。
会社は組織なので100%自分の思い通りになることはありません。
その点を折り合いを付けて働けない人は、まずはそのまま今いる職場で留まっておいた方が無難でしょう。
やりたいことにこだわりすぎてしまっている人
自分と同じような若い世代に多いのですが、自分のやりたいことではなかったからという理由で転職を考える人も危険です。
一部熱狂的に『これがやりたいんだ!』というビジョンが決まっているような人も中にはいますが、大半の人はやりたいことなんて特にないはずです。
それなのに、自分のやりたいことってなんだろう?という考え方を拗らせて、ああでもないこうでもないと転職を繰り返すと、やがてやりたいことも見つけられずどこにも雇ってもらえなくなります。
そのリスクを取るくらいであれば、今の会社でやりがいを感じられることを見つけていた方が無難とは言えないでしょうか。
特に大きな不満もないなら、基本的には転職せず今の会社で頑張ってみるべき
基本的に、日本で働く上では1つの会社で長く働いている方が有利です。
成果主義の賃金が導入されるようになったと言われていますが、まだまだ年功序列の体制も多いですし、成果主義の賃金が導入されていても文化的に年功序列に近くなっている企業がかなり多いです。
勤続年数が長くなればなるほど、社会的な信用も上がりますし、社内での顔も効くようになるので仕事がやりやすくなります。
なので特に職場に大きな不満がなく、明確にやりたいことというのも特にない人はわざわざ半数以上の人が結局不満を抱えてしまう転職というリスクを取るのは戦略上望ましくはないのです。
参考資料
転職者の6割は転職結果に満足していない 転職への期待や満足度は年収で異なる結果に ー「エン転職コンサルタント」ユーザーアンケート集計結果ー|エン・ジャパン株式会社のプレスリリース