こんにちは!
新卒の人からはまだまだ根強い人気の広告代理店業界。
しかし実は広告代理店の業界は長時間労働でかつ低賃金が蔓延する業界でもあります。
今回はどうして、広告代理店がブラック労働になってしまうのか、
実際に働いてみて分かったことを紹介します!
こんな人におすすめ
- 広告代理店で働きたい!
- 広告代理店で働いているがブラックすぎて辞めたい
広告代理店から転職した私について
最近私はWeb広告の運用会社からネットワーク・サーバー構築会社に転職をしたのですが、
上記図のように月間労働時間を300時間から180時間へとかなり減らすことができました。
今思えば、「広告代理店ってブラックだったな、、、」と思えるので、
今回は広告代理店のブラック労働の実態について考察したいと思います。
広告代理店がブラック労働になる理由
まず「ブラック労働」の定義ですが、ここでは
の3点があればあるほどブラック労働であると定義して話を進めます。
薄利多売の世界
例えば求人広告の代理店を想像してください。
あくまで広告代理店は「代理店」なので、
求人広告を運用する額の10%~多くても30%程を手数料として貰う形になります。
そのため利益率が低く、給料の原資を稼ぐために契約の件数を増やすため、
営業は激務になり、その仕事を捌く広告運用担当者も激務になってしまいます。
それに比べ自社広告媒体に求人を載せてもらう場合は求人掲載料の100%が利益になるので利益率が高く、
代理店に比べ激務にはなりません。
その上、広告代理店は薄利多売の世界なので給料も低くなりやすいです。
代理店の立場が弱い
代理店の立場は弱いです。
広告代理店はクライアント(広告を出したい企業)から依頼を受け、
広告の作成を進め、求人媒体やサイトに広告を載せるのが仕事です。
つまり、仕事を依頼してくれるクライアントあってこその企業なわけで、
基本的にクライアントには逆らえません。
上司もクライアントには逆らえないことを強制してくるので、
必要であれば夜中の12時だろうが納期に間に合わせるために仕事をさせられます。
仕事量が多すぎる
ほとんどの場合は1つのクライアントだけでなく、
同時に複数のクライアントを担当することになります。
一つのクライアントだけでは儲けが足りないからですね。
仕事には受注から資料作成、プレゼン、コンペ、広告の運用など多岐にわたり、
一人では抱えきれない仕事を受け持つことになります。
残業や徹夜あたりまえの環境
広告代理店で働く人の中には、
本当に広告作りや運用が好きで長時間の残業や徹夜も苦でない人が一定数存在します。
しかしそういう人は経験上ほぼ必ずと言っていいほど、
「いい仕事をするために残業・徹夜も当たり前」
の考えを他の社員に強要します。
それが上司や先輩だったら、逆らいずらいですよね。
精神論を掲げる企業が多い
広告代理店には体育会系で精神論を掲げる人が多い傾向にあります。
それは代理店という立場が弱く、長時間労働にも耐えれる人材にするためです。
時代と共に体育会系の気質は収まると思いきや、
新しい人が染まっていくのか、なかなか改善されません。
特にこの手の企業は新卒をやたらと採用したがります。
それは、新卒の方が会社のカラーに染めやすいからです。
新卒を大量に採用して大量に辞めている企業は注意したほうがよさそうです。
低賃金
広告代理店ってすごい高給なイメージがある人も多いのではないでしょうか。
中小ベンチャーの企業はそれほど給料は高くありません。
むしろ長時間労働をしている分時給に換算すれば一般的な企業よりも低いのが常です。
私の元いた広告代理店の会社はまだ業界では給料は恵まれていた方でしたが、
それでも時給に換算すれば上記で説明したように1300円程しかありませんでした。
正社員の給料が平均的に時給が1500円と言われる中、非常に低いと言えるでしょう。
時給換算では大手でようやくサラリーマンの平均並みだと思われます。
広告代理店が辛いと思ったらすぐ辞めるべし
このように広告代理店はきついことが多いので、
辛いなと思ったらすぐに辞めましょう。
「辛いな」と感じているのに仕事を続けるのは、
体に悪い影響を及ぼし働けなくなる可能性があるので、
将来的にはもったいないです。
また、広告代理店でやっていけなかったとしても他ではやっていけます。
広告代理店は仕事としてはキツい環境の方なので、多分他に行けば天国に感じられるでしょう。
なので辞めてしまう自分を責める必要はありません。
広告代理店で1年も仕事が続いたなら、他に行けば本当余裕です!
広告代理店を辞めたいという人は、
キャリアチェンジできるのも若いうちですし、
早めに行動することをおススメしますm(__)m